データからわかるファミリー世帯が住みやすい街10選【関東版】
本記事の内容
子育て世帯が住みやすい街10選
早速ランキングを見てみましょう。下記の表が、子育て世帯が住みやすい街10選になります。
結果を見てみると、若葉台やセンター南や千葉ニュータウン中央など、郊外の自然豊かで商業施設が充実しており、子育て世帯に人気の街が上位にランクインしています。
また個人的には、上野や赤羽といった都内の駅がランクインしていたのが意外でした。郊外に比べると家賃は高めですが、その分交通利便性も高く、商業施設も充実しているため、スコアが高くなりました。
次に、どのように分析したのかを解説していきます。
住みやすい街の選出方法
分析対象
今回は下記の条件を満たす653駅を分析対象にしました。
・東京のターミナル駅(東京、品川、新宿、渋谷、池袋)まで100分、乗り換え2回以内で移動可能
・下記の物件条件に該当する賃貸物件が存在する(*物件条件は、家賃相場を計算する際に使用)
分析項目&スコア配分
次に分析項目ですが、下記の表の小項目のデータを分析しました。
各項目について、どのように算出したか詳しく解説していきます。
コスト
・家賃相場:分析対象で掲載した物件条件に該当する賃貸物件の賃料+管理費から算出
交通利便性
・路線数:各駅で利用可能な路線数
・移動時間、乗り換え回数:東京のターミナル駅(東京、品川、新宿、渋谷、池袋)までの移動時間と乗り換え回数の平均
・有料特急以外の運行種類の中での最短時間を使用
・乗り換え1回につき5分かかるものとして計算
生活利便性
・全項目:各駅の半径1km圏内に含まれる施設数* 公園の種類については、こちらを参照ください
安全性
・犯罪率:各駅が位置する市区町村の犯罪率(刑法犯罪発生件数/人口)
その他
・世帯比率:各駅の半径1km圏内に含まれる世帯比率(子供がいる世帯数/総世帯数)
スコア計算方法
次にスコアの計算方法ですが、下記の3つの処理を行いスコアを算出しました。正負の調整
・家賃や移動時間など、値が大きいほどスコアを低くしたい項目には、-1をかけて、値が低いほどスコアが高くなるよう調整する
正規化
・各項目に対して、分析対象の中から最大値を1、最小値を0にする正規化を行う
スコア補正
・各項目に対して、正規化後の値に上記表記載のスコア配分を掛ける
もっと詳しく知りたい方へ
上位10駅以外のランキング結果や各項目の実際の値、また特定の通勤先(東京駅や新宿駅など)のみ考慮した交通利便性でスコアを算出した結果などより詳しく知りたい方は、記事の投稿を予定していますのでコメント欄にてお知らせいただけると嬉しいです。・分析に用いたデータ、及び分析の実行には細心の注意を払っておりますが、一人で作業を行なっているためミスがある可能性があります。もしおかしな点があればコメント欄にて教えていただけますと幸いです。
・移動時間、家賃相場に関しては独自の方法で算出しているため、実際の値とややズレている箇所があります。ご了承ください。
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